ホワイトナイツは、「夏のレプリカ」（森博嗣）に出てくるチェスのワンシーンで感動したことをきっかけにチェスにのめりこんだ薄葉氏により、2006年に創設されました。創設当初は任意の同好会のような形で活動が続けられていましたが、2007年に入部した戸川、松木、三村、住友らが学生選手権の前に相次いでJCAに入会し、それ以降活動も活発になりました。2009年の3月には、顧問を松木のアドバイザー教授であった医学部の中山先生に依頼し、快諾していただき、東北大学の公認サークルとなりました。
活動場所
2021年2月２６日追記： 現在は部室の位置が星陵キャンパスから川内キャンパスに変わっているため、詳しくはお問い合わせください。
歴史が新しい部活であり、当然部室といったものはなく、週に2，3回、東北大学の川内北キャンパス（全学教育が行われる場所。主に1年、学部によっては2年の講義の主体であるキャンパス）のC棟の教室を借り、活動を行ってきました。
しかし、いくつかの問題がありました。
・継続的にチェスセットや書籍を置く場所が無く、部員がいつも持ち寄らねばならないこと。
・教室は教務に申請して借りるが、他団体と競合し予約が取れないことも多い
・上の理由により、定期的な活動ができず、そのため部員がなかなか定着せず、チェスから離れていってしまう者も多かった
・休日などは活動ができない 等々...
部室の獲得は、以前からの目標でした。何度か獲得を試みたものの、川内北キャンパスにあるサークル棟は満室であり、さらに入室を希望するサークルも数多くあり、部室の獲得は絶望的でした。
代わりに、教室以外に川内北キャンパスの第一食堂や、川内南キャンパスの文系食堂や図書館の一角で活動を行ったこともありました。ただ、こういった場所での活動は定期的に行えず、不定期になりがちでした。
転機
そうした現状にあきらめていた2009年の10月、医学部や歯学部のある星陵キャンパスで、1枚の貼り紙が目に入りました。
「医学部サークル棟使用団体募集のお知らせ」
医学部サークル向けに、3部屋空きが出た医学部サークル棟の部室を分配するというのです。在学中に1回あるかどうかわからない、千載一遇のチャンスです。早速、部内で協議した結果、ホワイトナイツを医学部サークルとしても登録し、ぜひ部室使用の応募をしようということになりました。
ホワイトナイツの顧問は医学部の中山教授であったこともあり、医学部サークルとしての登録もスムーズに行われました。
そして11月4日、部室申請をした団体間での会議が開かれました。3部屋に対して、希望したのは5団体。どのサークルも部室の使用を切望していたため、一部のサークルは部室をシェアするとの条件で5団体への部室分配が決まりました。長い交渉の結果、ホワイトナイツは精神医学ゼミと部室を共用という形で、医学部サークル棟に念願の部室を獲得しました！
部室の現況
医学部サークル棟全景（2010/2/5）
医学部サークル棟は、道路を挟んで東北大学加齢医学研究所の隣にあります。脳トレでおなじみの川島隆太教授の研究室も、この加齢医学研究所にあります。
部室は2階の204号室。共有という形ですが、ホワイナイツの活動が主体であり、実質的にはほぼ部室を専有しています。
壁には大学祭の時に使用したポスターが貼られています。（Painted by Usuba）
「ル」の字は、もともとチェスサークルと書かれていたルの一部です。
部室の全体。盤は4〜5面くらい置けます。
もっとも、現況では多くても3面くらいまでしか人が集まりませんが...
